2006年05月07日

ロレンツォのオイル

就寝前の歯磨きタイム、手持ち無沙汰でテレビをつける、と、ちょうど映画の始まりです。
「ほんの五分」で打ち切るはずが、グイグイ映画に引き込まれ、とうとう最後まで観てしまいました。


「ロレンツォのオイル」 DVDあり
病名、副腎白質ジストロフィ。痴呆、歩行障害、痙攣、失明、失語などの症状を経て、発症から(その時点では)長くとも2年で死に至る難病で、当時は治療の糸口さえ見つかっていない状態でした。

物語は主人公である夫婦の息子ロレンツォが、この病と宣告されるところから始まります。夫婦は医師に食い下がり、なんとか治療法を聞きだそうとしますが、効果の確認さえおぼつかない食事療法を聞き出すのがやっと。

その後、医師の指導どおり食事療法を続けますが、改善の様子は見られず、むしろ病状は悪化するばかり。とうとう夫婦はある決断をします。我が子を救うため、ずぶの素人ながら自ら医学論文を読み、猛烈に勉強し始めたのです。以上、あらすじ。

途方も無い話に聞こえますが、これ、事実に基づくそうです。

闘病ものの作品ですが、息子を救おうとする両親の行動には悲壮感というより、鬼気迫るものを感じました。真摯で、誠実で、決して折れることがない。ふと、横田夫妻のことが頭に浮かびました。我が子を救い出す為に自身が行えることは、すべて取り組む。すごく深く強い想い。にもかかわらず、表にでる表情は冷静で態度も紳士的です。静かな決意が世界を動かしていくところも本作品と被ります。

演出も医師を単にワルモノ扱いせず、煽ったりしないので好感が持てます。至極当然なことですが、立場ごとに考え方やモラルは異なります。それ故の意見の隔たり、問題解決への阻害要因もあることでしょう。しかし、それを無かったことにすれば甘〜い絵空事になってしまう。この作品では主人公である夫婦の他にも、医師、家族の会、雇われの介護士等いろいろな視点が示されていて、そのことが作品に深みを与えています。
posted by ねこめ〜わく at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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