2006年05月08日

どつかれてアンダルシア(仮) 

字幕と吹き替えの話。

映画を観ていると、字数の関係で長い台詞が一言で済まされたり、クセのある悪態が「くそったれ!」としか表記されなかったり、実際はどう喋っているのか?気になることがあります。

試しに「パルプ・フィクション」のスクリーン・プレイ(英語勉強用の教材)を買ってみたのですが、出るわ出るわ。使っちゃ駄目な単語の山。

まぁ、ダントツでfuckの派生語が多いですが、Poop-butt(poopはうんち、buttはお尻で「間抜け」、「役立たず」の意)やdickless piece of shit(カマ野郎) 等、下ネタは向こうでも通用するようです。また、南北戦争の頃からの南は粗野ってイメージは健在らしく、hillbilly looking(ド田舎風)なんて言葉を見つけました。うーん、面白い。

と、楽しんで調べた訳ですが、たとえ海外旅行しようとも使う機会はなさそうです。本当にありがとうございました。


このように「そのまんま映画を観られたら楽しいだろうなぁ!」とたまに考えますが、ものによっては日本語版の方が面白いなんてこともあります。

それは吹き替え版です。例えばドラマの実写版「バットマン」はどこを切っても緊張感の無い、ゆる〜い作品ですが、声優さんの飽くなきサービス精神により生み出された(脚本には無いだろう)言葉の数々。物語に新しい魅力を吹き込み、傑作と呼ぶに相応しい出来栄えに仕上がっています。

・・・ただ如何せんそれが本編の魅力か?と問われると痛い。無理やり面白さをねじ込んだ感は否めない訳ですよ。

そこで今回、紹介したい映画が「どつかれてアンダルシア(仮)」(DVDあり)です。漫才をモチーフにした映画なので、作品そのものの魅力の上に、声優さんの演技力が無理なく加わってもはや無敵。ベスト・オブ・吹き替え映画です。

―――以下、パッケージのあらすじを引用―――
日本古来の伝統と思われていた「どつき漫才」。しかし、大胆にもそれを武器にショービジネス界をのし上がっていく二人の男がいた。舞台は73年のスペイン。コンビ名は「ニノ&ブルーノ」。やせのブルーノがでぶのニノをどつくというスタイルで、場末のストリップ劇場から、瞬く間に国民的な人気を誇るまでになった二人だったが、実際は殺してしまいたいほど憎しみあっていた。そして悲劇は、久々のコンビ復活ライブの晩に起こる。
―――引用終了―――

「そりゃ無いでしょ?」ってくらいエゲツない応酬が繰り返されますが、不思議なくらい後味はスッキリです。ヒューマンドラマを観た後みたい。笑って泣ける良い映画なので、どうか御照覧あれ。

(仮)が胡散臭いですが、それも特典映像を見れば試行錯誤の末のネーミングだと実感できます。
posted by ねこめ〜わく at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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