2006年05月11日

柳生七番勝負

「柳生七番勝負」が面白過ぎる件。
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/

今回は映画の話ではありません。NHKで放送中の「柳生七番勝負」があまりに素敵なので紹介いたします。

原作は津本陽さんの「柳生十兵衛七番勝負」です。
ドラマ版は前作もあって、それはDVDになっています。
今回の放送は好評につき続編ってことでしょう。嬉しい限りです。

演技力が微妙で、背景に浮いてしまうアイドル等は一切出てこず、眼力で演技できてしまうような、渋いおっさんどもが火花を散らします。話の骨組みと演技力だけで見せる。まさに昔の時代劇ファンの為に作られたような作品なのです。(オヤジスキーな婦女子にも人気があるかもしれません。)

幕府の安泰の為ならあらゆる非道もよしとする父、宗矩を夏八木勲。苦虫を噛み潰したような表情が「悪者かくあれり」です。己が為でなく、理念の為であるところが、たちが悪い。・・・カッコイイ。

幕府の権威失墜を狙う朝廷側の公家、業平を杉本哲太。真っ直ぐで熱血な高校教師役がイメージが強い彼ですが、この作品では突き抜けた(エキセントリック?な)演技で存在感を発揮します。ざらつく関西弁と甲高い「ホホホ」笑いが耳から離れません。

朝廷の陰謀に加担する、けれど小物な老中に布施明。僕はこの人を「シクラメンの花」で有名な歌手さんとばかり思っていましたが、数年前に人の内面を表現するのがとっても上手な俳優さんであることを知りました。映画「ラジオの時間」を観たのですが、そこでの信念無きプロデューサー役はまさにハマリ役。他に該当者見当たらずといった感じでした。「ラジオの時間」もお薦めの映画です。

毎度、毎度の切られ役(古畑任三郎でいう犯人)は能力があるが故に、周りから慕われ、頼られて、ついには、しがらみに捉われてしまった善人です。良い奴らばっかりなんだ。。
「なんでだよ!おまいは十分頑張ったよ。楽になっても誰も責めない。だから、自分のことも考えろよぉ!!」

その善人を任務の為に私情を切り捨てて、切らねばならない十兵衛に村上弘明。うずまく父への疑念。苦悩する表情、切ると決めた時の鬼の顔、格好良過ぎ。

対照的にライバル、荒木又右衛門役の高嶋政宏は常に腹に一物ある表情を崩しません。的(男)に忍び寄り、甘言を囁き、人生を狂わせる様から、僕にはどうも「同性を狙っている悪男」見えるのですが。


是非是非、お薦め。

posted by ねこめ〜わく at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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