2006年05月31日

4番目の男

4番目の男  DVDあり

ストーリー   DVDジャケット引用

原作者ジェラルド・リーヴの実体験をもとにした小説の映画化。作家ジェラルド・リーヴはとある町の講演会に呼ばれる。そこで若く美しい未亡人クリスティンに出会う。誘われるまま彼女の家に行き、一夜を過ごすジェラルド。一夜のつもりが、彼女のもう1人の恋人ハーマンに魅了され、しばらく滞在することに。
やがて悪夢や幻覚に導かれるようにして驚くべき事実を発見する。クリスティンは3度結婚し、3人とも事故で失っていたのだった。ジェラルドは、自分かハーマンが4番目の男だと確信する・・・。



ブログを書き始めて気付いたことですが、映画のストーリー紹介はジャケット裏が一番優れています。(もちろん、例外もありますが。)詳しく説明され過ぎるとすでに観てしまった気分になりますし、短く語る為の要約で作品にとって決定的な価値判断を下してしまっているケースも少なくありません。添え物にあたるあらすじでメインである作品の見方が決まってしまうことは悲しいことです。

その点、ジャケットの紹介文は何より本体を売ることに重きが置かれています。煽り文句はあっても、作品の魅力を語る姿勢を持っている。あらすじは大まかな骨格を掴むに止まり『それ以上のことは作品で』となります。ぼやけた部分が残されているから、作品は封を開けるまで『期待』を残したままです。作品に対する解釈も自身に残されています。

正直、「騙されたぁ〜」と思うこともありますよ。けれど、それは何処にでもあることですし、それも含め楽しいじゃありませんか?想定内の物語ばかりじゃ飽きちゃいます。


ストーリーはジャケット通りです。ジェラルドがインスパイア(車の名前でも、無断借用の隠語でもないよ)される映像(サムソンとデリラ、聖母、後光射す子供)の意味など考えずとも楽しめます。ただ、現実と虚構が入り混じるので、真面目な方には受け入れがたい作品かもしれません。

「未来世紀ブラジル」、「裸のランチ」、「デモンズ95」等が好きな方でしたらオススメです。

監督はポール・ヴァーホーヴェン。「ロボコップ」で一躍有名になった監督さんです。(「ロボコップ」って題材で面白い作品作るなんて凄い。あきらかに大外れの香りがするのに)「トータル・リコール」「氷の微笑」も有名。

この監督の面白いところはそういったセールスで成功する大作を作る一方、とんでもなく不入りな作品も作るところで、「ショー・ガール」は最低映画に贈られる*ゴールデン・ラズベリー賞(略してラジー賞)を総なめにしています。また、誰も来ないラジー賞授賞式に礼服で現れたことも見過ごせない。懐が深いというか奇特な御仁なのです。
*「ゴールデン・ラズベリー賞」ウィキペディア引用
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%BC%E8%B3%9E

調べてはいませんが、観た感じ彼の作品「インビジブル」もアウト(不入り)だと思う。また、僕の大好きな作品なのだが「スターシップ・トゥルーパーズ」も一般受けすまい。頑張れ!ヴァーホーヴェン。君のベタベタな人間描写と過激な人体破壊が大好きだ。
posted by ねこめ〜わく at 21:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『未来世紀ブラジル』好きには薦めないなあ。ギリアムなんて尻穴の小さな男でしょう。『インビジブル』はこの前テレビでやっていたので再見しましたが本当に余計なものがない(=余計なものしかない)映画でもう形容の言葉もないほどです。最高。そしてまったく誤魔化しようがない。不入りで当たり前です。DVDも投げ売られてますしね。新作は撮影快調のようです。なんだかオランダ時代のテイストが味わえそうな予感!?懸念はビデオスルーですな。トビー・フーパーも軒並み憂き目を見てますんで……。
Posted by Tyler Durden at 2006年06月01日 22:57
う〜ん。初めは『裸のランチ』『デモンズ95』しか列挙していなかったんだけど、知名度が低すぎるような気がして。『未来世紀ブラジル』ならもう少し知ってる人が多いんじゃないかと。まるっとな。

虚構と現実が入り混じる作品は他にもあるんだけど、それこそ大作になっちゃうんでね。チープさが足りない。

>オランダ時代のテイストが味わえそうな予感!?
祝!新作。しかし、良くて単館決定の予感。最近、単館系はチケットショップで手に入れられないこと多い。何故だ?
Posted by ねこめ〜わく at 2006年06月01日 23:52
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