2006年08月09日

映画書庫

いつのまにか物置が映画書庫になってしまった。この棚に注ぎ込んだ金で何が買えたのか?この映画を見た時間で何ができたのか?ふと、考えることがある。(順当にTVゲームに費やされるから今と変わらないんだけどね。可能性として。)

映画って凄いっていつ頃思ったのかは忘れてしまったけれど、始まりはスタンリー・キューブリックだったように思う。「時計じかけのオレンジ」に始まり、「2001年宇宙の旅」、「シャイニング」、「フルメタル・ジャケット」、遡って「非情の罠」、「現金に体を張れ」、「突撃」、「スパルタカス」、「ロリータ」、「博士の異常な愛情」、遺作「アイズ・ワイド・シャット」に至るまで、流通に流れている彼の作品はほとんど手に取った。映画における作家性に気付いたから。つまり、どのような作品であれ、彼の作品には彼の匂いがする。誰もが知っている巨匠なので語るのもおこがましいが、僕が彼の作品が素晴らしいと思うところは、思考の冷徹さ、優れた構成力。好奇心と邪気をもった宇宙人が人間社会を観察しているような視点を体感できる。

観尽くした後、別の際立った感性にも触れてみたいと思った。けれども、闇雲に手に取るのは時間が掛かりそうだったから、古本屋で購入した本『〔洋画〕ビデオで観たい ベスト150 著、淀川長治』を元に一つ一つ潰していくことにした。身近なレンタルビデオ屋に足しげく通い、お目当てのものを探した。正直、合わないものもあったけれど、とりあえず、千本ノックのつもりで、半分程度、観た。

そのうちに琴線に触れる作家が幾人か見つかった。



フランク・キャプラ、ビリー・ワイルダー、シドニー・ルメット、アルフレッド・ヒッチコック、ジャック・ベッケル、フェディリコ・フェリーニ、ジャン・リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、ルキノ・ヴィスコンティ、ロベルト・ロッセリーニ、エーリッヒ・フォン・シュトロハイム、フリッツ・ラング、アンドレイ・タフコフスキー、アレクセイ・ゲルマン、ロベール・ブレッソン、ルイス・ブニュエル、ヴェルナー・ヘルツォーク、ラス・メイヤー、ドゥシャン・マカヴェイエフ、アレハンドロ・ホドロフスキー、エミール・クストリッツァ、ハル・ハートリー、アッバス・キアロスタミ、モフセン・マフマルバフ、ヴィム・ヴェンダース、デレク・ジャーマン、マイケル・チミノ、サム・ペキンパー、クリント・イーストウッド、ブライアン・デ・パルマ、マーティン・スコセッシ、デヴィット・リンチ、ヤン・シュヴァンクマイエル、デヴィット・クローネンバーグ、ジョン・カーペンター、ニール・ジョーダン、コーエン兄弟、クエンティン・タランティーノ、キム・キドク、ジョニー・トー、ピーター・ジャクソン、フェルナンド・メイレレス、デヴィット・フィンチャー、ポール・トーマス・アンダーソン、ウェス・アンダーソン、トッド・ソロンズ、増村保造、黒沢清、三池崇史、平野勝之、石橋義正。(順不同)



本棚が、できた。

できれば、すべてのソフトがデジタル化して、大型図書館か何かに一切合財保存され、費用さえ払えば、簡単に貸し出されるような時代が来ることを望む。零れ落ちて無くなってしまうのが怖いから、買い集めるのだけれど、この金で何ができたのか?と小一時間。
posted by ねこめ〜わく at 22:09| Comment(4) | TrackBack(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
幾人ではなく、イッパイです(笑)

ここに書かれたお気に入りで、僕が見たことのない監督は以下の通り。

シドニー・ルメット、ジャック・ベッケル、フランソワ・トリュフォー、ルキノ・ヴィスコンティ、ロベルト・ロッセリーニ、エーリッヒ・フォン・シュトロハイム、フリッツ・ラング、アレクセイ・ゲルマン、ロベール・ブレッソン、ラス・メイヤー、ドゥシャン・マカヴェイエフ、ハル・ハートリー、ジョン・カーペンター、ニール・ジョーダン、キム・キドク、ジョニー・トー、ピーター・ジャクソン、フェルナンド・メイレレス、、ウェス・アンダーソン、トッド・ソロンズ、増村保造、平野勝之、石橋義正。

まあ、おれなぞ、こんなもの。

ほほほ
Posted by 田中およよNo2 at 2006年08月11日 00:25
TBさせていただき小生のブログにコメントいただきました。ありがとうございました。

ねこめーわくさんのピックアップした監督で小生の好きな監督は以下のようになります。

シドニー・ルメット、アルフレッド・ヒッチコック、フェディリコ・フェリーニ、ジャン・リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、ルキノ・ヴィスコンティ、アンドレイ・タフコフスキー、ルイス・ブニュエル、ヴェルナー・ヘルツォーク、アレハンドロ・ホドロフスキー、ヴィム・ヴェンダース、マイケル・チミノ、ブライアン・デ・パルマ、マーティン・スコセッシ、デヴィット・リンチ、デヴィット・クローネンバーグ、ジョン・カーペンター、クエンティン・タランティーノ、増村保造
Posted by 飾釦 at 2006年08月11日 22:30
田中およよNo2さん

人名の羅列に付き合って頂きありがとうございます。

現代文学に造詣が深く、村上春樹に詳しいおよよさんにオススメの監督さんがいるんです。名前はキム・キドク。

韓国の映画は因習や愛憎をテーマにした作品が多いのですが、この監督の作品はストレートでありながら、どこか普通でない。
Posted by ねこめ〜わく at 2006年08月12日 07:11
飾釦さんも人名の羅列に付き合って頂きありがとうございます。映像の美しさに定評のある監督さんが多いですね。境界線を越えていくような。フェリーニ、ヘルツォーク、ホドロフスキー、リンチと奇形を取り扱う監督さんも多いような。

数年前に行ったバーで、ドグラマグラを見ました。酩酊した状態だったので、しっかりと覚えてはいませんが、確か狂言回しは桂枝雀だったように思います。美しい映画でした。夢野久作が原作の作品にも、乱歩に通じるような世界観があるような気がします。

当方も乱れて歩くブログになっておりますが、よろしくお願いします。
Posted by ねこめ〜わく at 2006年08月12日 07:50
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Excerpt: 盲獣 製作:大映1969年 監督:増村保造 主演:船越英二、緑魔子 まだ江戸川乱歩には全く興味なく小説も読んでいなかった数年前に、この「盲獣」を観ました。そのきっかけはCS放送で増村保造監..
Weblog: 飾釦
Tracked: 2006-08-10 23:07

いま見ると、さらにオール・スター・キャストやなあ。映画史の誉れ!
Excerpt: フランク・キャプラ映画にはますます過酷な時代となったこの世界に、しかし、キャプラ映画ある限り、人間を少しは信じてみたくなる、これぞ文化遺産!
Weblog: この広い空のどこかで今日もいい日旅立ち
Tracked: 2006-10-03 09:11
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